クラウドワークス・ココナラ・ランサーズの特徴比較【おすすめも紹介】

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フリーランスや副業で働くために、まず登録しようと思うのがクラウドソーシングサイトだと思います。私も、まずはクラウドソーシングサイトでしょ!と思って、登録しました。

しかし、クラウドソーシングサイトは複数あるので、どれがいいの?違いってなに?と迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?

私自身、友人から「どれがいいの?」と聞かれることが何回もあるので、皆さん迷うんだろうなぁと思います。

そこで今回は、おそらく皆さんが知っているであろう、大手クラウドソーシングサイトの、

  • クラウドワークス
  • ココナラ
  • ランサーズ

の特徴をまとめて比較したいと思います!

私は、3つのサイトすべてに登録して、お仕事をさせていただいた経験があるので、その経験を元におすすめのサイトがどれか、というのもご紹介しますね。

目的にあわせて使い分けると良い

先に結論からお伝えすると、3つサイトはどれが1番いい、という話ではなく、目的にあわせて使い分けるのが良いです。

3つのサイトは同じクラウドソーシングサイトではあるのですが、仕事の内容や受け方、必要なスキルなどが大きく変わってきます。

そのため、自分がどういう仕事をしたいかによって、おすすめできるサイトが違うんです。

これは、この3つのサイトを比較するときに、どういったポイントを確認しているかということを説明したほうがわかりやすいと思うので、比較のポイントをお伝えしますね!

3サイトを比較するときのポイント

今回の記事では、以下のポイントについて比較をしていきます!

  1. 仕事を受ける方法、手段
  2. 仕事の内容について
  3. デメリットはどんな点か

クラウドソーシングでは、仕事を依頼する人と、仕事を受ける人、それぞれが条件にあった人を見つけた時に、交渉を行って成約します。

今回比較している3サイトは、この仕事を依頼する人、仕事を受ける人の動き方が少し異なっているのが、大きな特徴なんです。

仕事を受けたいと思う時、動き方が変わるのであれば、どこがあっているかというのを探したいですよね。

それでは、早速それぞれのサイトでポイントを確認していきましょう!

クラウドワークスの特徴とおすすめポイント

クラウドワークス 特徴とポイント

まずは、クラウドワークスからポイントを確認していきます。

クラウドワークスは、株式会社クラウドワークスが運営しているクラウドソーシングサイトで、470万人のフリーランスと、76万社の企業が利用しているサービスです。(2022年9月時点での数字・公式サイトより)

依頼への応募型メイン

クラウドワークスでの仕事の受注方法は、応募型がメインです。

仕事を依頼する人が希望の内容で募集をかけているため、その募集に提案する形で応募します。条件などがあっていると、依頼する人からお返事がもらえるので、条件などを交渉して、双方合意した場合にのみ、契約が成立する方法です。

応募型

この形式だと、自分が対応できそうだ!と思った案件があれば、登録後すぐにでも応募できるので、登録してすぐに仕事を受けることも可能です。

また、仕事を依頼する人が「こんなことで困っているんですよ~」という点を明確にして募集してくれるので、応募する側としても提案がしやすいですよね。

初心者さん向けのカンタンお仕事多め

クラウドワークスは、案件のジャンルがとても豊富なイメージがあります。

パソコンを使って行う仕事ももちろんですが、中には内職のような作業なんかもあったりして、とにかくいろいろな仕事があるんですよね。

また、クラウドワークスは、今回紹介する他のサイトに比べて、初心者が対応しやすい簡単な仕事が多くある印象を受けます。

例えば、アンケートに答えるだけのカンタン作業だったり、ちょっとしたレビューを書くだけの仕事だったり、キーボード操作ができればOK!という仕事ですね。

登録してすぐのタイミングはなかなか提案が難しい、という人でも、まずはこういうちょっとした作業からやっていく、ということもできるのがクラウドワークスの強みだと思っています。

私も、登録したばかりの頃は、アンケートやタスク処理の仕事を隙間時間でたくさんやったりしていましたよ!

他にも、「初心者歓迎」としてくれている依頼が多いイメージがあるので、勉強しながらスキルアップしたい!という場合にもおすすめです。

クラウドワークスのデメリット

クラウドワークスは、その間口の広さや初心者向けの案件が多いという特徴から、報酬が全体的に低めだったりします。

たくさん稼ぎたい!という場合は、かなりの数の仕事をこなさなければならなくなるので、割に合わないと感じることもあるかもしれません。

また、応募しなければ仕事を受けることができないので、常に稼働しなければならない点もデメリットといえます。

後で紹介する出品型の場合は、出品してしまえば、自分が稼働していないときも仕事を受けるチャンスがあるのですが、応募型はそうはいきません。

見ていない間に良い案件の募集が終わってしまった!ということも頻繁に発生します。

初めてクラウドソーシングに取り組む人向け!

これらの特徴から、クラウドワークスは、初めてクラウドソーシングサイトに登録する人向けのサイトだと思っています。

副業やフリーランスを始め立てて、これからいろんな仕事をしていこうとしている人は、まずクラウドワークスで簡単な仕事から始めるというルートが良いかもしれません。

案件の報酬は低いかもしれませんが、仕事の種類は豊富ですし、初心者歓迎の仕事がたくさんあります。

まずは実績を作りたい、何か仕事を受けてみたい!という初心者の方におすすめしたいのは、クラウドワークスです。

ココナラの特徴とおすすめポイント

coconala 特徴とポイント

次は、ココナラの特徴とおすすめポイントです。

ココナラは、株式会社ココナラが運営するスキルマーケット型のクラウドソーシングサイトです。仕事や相談を、ネットショップのように売り買いできる、という特徴があり、手軽さが売りのようです。

スキルの出品型メイン

ココナラでの仕事の受注方法は、出品型がメインです。

出品型というのは、仕事を受ける人が、自分ができる仕事をパッケージとして売り出す形を指します。そのパッケージを見た人が、この人にこんな仕事をしてほしい!と、依頼することで交渉が始まります。

その後、双方が合意したら成約となり、仕事を行う形です。

出品型

ココナラの中で、自分のお店を開いているようなイメージがわかりやすいかもしれません。

出品型の場合、自分はこんなことができるよ~というアピールがたくさんできるので、独自性も出しやすいです。

また、パッケージとして出品をしておくと、仕事を依頼する人の方から相談してきてくれるので、待っているだけでいいというのがポイントかもしれませんね。

出品のハードルが低いため取り掛かりやすい

自分で出品というと少し尻込みしてしまいそうですが、実は出品のハードルはとっても低かったりします。

ジャンルによって異なりますが、出品できる最低金額はなんと500円!

それに、他の方が出品しているパッケージもすべて見ることができるので、内容を参考にしながら自分の出品ができてしまいます。

パッケージは後から編集できるので、まずは思い切って出してしまうという方法も可能です。私も、最初の1つは勢いで出してしまって、あとから情報を更新したりしました。

また、ココナラが面白い点は、電話相談や占いといったジャンルがあることです。

愚痴に付き合いますだったり、ちょっとした相談に乗りますだったり、そういったことも仕事として出品できるので、独自のサービス展開はしやすいんじゃないかなと思います。

ココナラのデメリット

出品型という特徴から、誰かに依頼をしてもらうまでは仕事がない、というのが最大のデメリットと言えます。

出品したはいいけど、1ヶ月間依頼はゼロ。なんてことは、正直普通にありえます!

応募型の仕事も少しはあるのですが、あまり稼働しているように思えないので、こちらはあまり期待ができず……。

また、ココナラが集めているターゲット層の話になるのですが、「スキルを気軽に買える」というのが売り出しポイントなので、仕事を依頼する人もけっこう気軽に依頼してくれます。

企業さんとしっかりやり取り!というよりは、個人間のお取引というイメージなので、相手によって対応の仕方はかなり差が出ると思っています。

デザインのクリエイティブスキルを売り出したい人向け!

これらの特徴から、ココナラは、クリエイティブ系のスキルを売りにしている人向けだと思っています。

特に、何らかのデザインに関わる仕事やスキルを持っている人は、ココナラはおすすめです。

イラスト制作やサイトデザイン、ロゴデザインなどは需要も供給もしっかりあるようなので、クリエイターとして活動したい方は、まず登録してみてもよいでしょう。

ポートフォリオのような感覚で出品さえしてしまえば、あとは見つけてもらうだけ。作品アピールにもなるので、おすすめですよ!

ランサーズの特徴とおすすめポイント

Lancers 特徴とポイント

最後はランサーズです!

ランサーズは、ランサーズ株式会社が運営する請負業務のマッチングサービスサイトです。個人間のマッチングももちろんですが、他のサイトと比べて個人法人間のマッチングにも力を入れている印象があります。

また、Webクリエイティブ系のジャンルを得意としているサイトです。

出品と提案の両立が可能

ランサーズでの仕事の受注方法は、応募型、出品型のどちらも行えます。クラウドワークスとココナラのいいとこ取り、という感じですね!

応募&出品

ランサーズのように、仕事を依頼したい人が募集しているところへ応募しに行くこともできますし、ココナラのように、自分ができる仕事をパッケージとして出品しておくことも可能です。

最初に仕事をパッケージとして出品しておいて、待っている間に別の仕事に応募しにいく、なんてハイブリットな使い方ができるのが、ランサーズの特徴かなと思います。

報酬が高い案件が多い

ランサーズは、報酬として設定されている金額が他のサイトより高いイメージがあります。

その分、要求されるスキルや仕事内容は高くはなってしまうのですが、その分もらえる報酬がしっかりしているので、やりがいがありますよね。

1つの仕事で、うん十万円、というのも普通にあるのがランサーズのすごいところ。

また、1回限りの仕事だけでなく、求人という形で長期的な仕事の依頼があるのも特徴の1つです。他と比べて企業さんが登録しているイメージが強いので、企業の方と取引したい!という場合にもおすすめだったりします。

サイト内に専用のワークスペースというものが用意されるので、会社の中でプロジェクトに参加しているようなイメージで仕事できました。

そしてこのワークスペース、結構便利なんですよね……。

ランサーズのデメリット

ランサーズは、報酬が高額であるがゆえに、求められるスキルは全体的に高めです。

特に、Webクリエイティブ系や、マーケティング系の仕事が多いイメージなのですが、どれも言語習得は必須だったり、経験が求められたりもします。

開発における上流工程の役割なんかも依頼がありますが、そういった仕事の場合は、複数のスキルを習得していないといけないので、初心者が高額案件を取るのは難しいかもしれません。

また、出品も応募もあるので、ちょっと管理が大変だったりもします。

実力をつけた後の高額案件狙いの人向け!

これらの特徴から、ランサーズは一歩先の上級者向け、スキルアップ後に高額案件を狙うための場所だと思っています。

特に、Web開発系のスキルを持っている方は、ランサーズがおすすめです。

クラウドワークスやココナラで仕事をしながらスキルアップし、実力をもっと活かしたい!と思ったときには、ランサーズで高額案件の獲得を狙うとよいのではないでしょうか。

また、企業さんと長く仕事をしたいという場合も、ランサーズに登録しておくと、案件を受けるチャンスは多いかもしれません。

それぞれの手数料を比較

ここまで3サイトの特徴を見てきましたが、もう一つ比較しておきたいポイントは、サイトを利用する上での手数料です。

3サイトすべて、登録や出品、応募についてはすべて無料でできますが、その代わりに仕事の報酬の一部を、手数料という形でサイトへ支払わなければなりません。

(支払うといっても、自動的に差し引かれるので、こちらが何かする必要はありませんよ!)

マッチングの場所として使わせていただいているので、これは当然かもしれませんね。

また、サービスを維持するために問い合わせに対応してくれたり、時にはお客さんとの間を取り持ってくれたりもするので、その分は手数料としてお渡ししたいところです。

サイトの運営さん。問い合わせにお答えいただき、いつも本当にありがとうございます!(頼りにしてます!とても!)

しかし、やはりがんばって働く分、自分の手元に入る分が少なくなってしまうと悲しいのも事実なので、手数料はしっかりと比較しておきましょう。

手数料は、仕事を依頼する人、仕事を受ける人どちらも発生する場合があります。手数料にも報酬にも消費税が発生するので、実際に振り込まれる金額を想定して、今回は消費税込みで計算しておきますね!

クラウドワークスの手数料

仕事を依頼する人の手数料……無料 (一部オプションとして費用が発生)

仕事を受ける人の手数料……5.5%~22% (タスクは一律20%) +出金のための振込手数料(銀行別で最大500円)

クラウドワークスは、仕事を受ける人のみに手数料が発生します。また、仕事の報酬金額ごとに手数料が異なっています。

報酬金額手数料
20万円超の部分5.5%
11万円~20万円の部分11%
10万円以下の部分22%

ちょっと分かりづらいですが、もし仕事の報酬が330,000円だった場合、

300,000円+消費税30,000円のうち、手数料差し引かれる金額手元に残る金額
210,000円~300,000円
=100,000円とその消費税10,000円
5.5%6,050円103,950円
110,000円~200,000円
=100,000円とその消費税10,000円
11%12,100円97,900円
1~100,000円
=100,000円とその消費税10,000円
22%24,200円85,800円

と、それぞれが適応されて、手元に残るのは287,650円になる計算です。(ここから、出金するときは振込手数料も引かれる計算です。)

クラウドワークスは、手数料がちょっとややこしいので、管理が大変ですね……。

ココナラの手数料

仕事を依頼する人の手数料……5.5% (電話サービスは無料)

仕事を受ける人の手数料……22% (電話サービスは別計算) +出金の時の振込手数料160円 (3,000円以上は無料)

ココナラは、電話サービス以外は一律の手数料です。一律ですが、システムの手数料と決済システム手数料の合計が22%となっているようですね。

振込手数料は、3,000円以上を出金する場合は無料になるので、基本的には無料で利用できると思います。

計算してみると、仕事の報酬が330,000円だった場合、手数料が72,600円になり、手元に残るのは257,400円になる計算です。(この金額なら、出金のときの振込手数料は無料ですね。)

ランサーズの手数料

仕事を依頼する人の手数料……5.5%

仕事を受ける人の手数料……16.5% +出金の時の振込手数料(銀行により110円か、550円)

ランサーズは、仕事の形式なども問わずすべて上記で一律です!単純明快でわかりやすい!

計算してみると、仕事の報酬が330,000円だった場合、手数料が54,450円になり、手元に残るのは275,550円になる計算です。(ここから、出金するときは振込手数料も引かれる計算です。)

ランサーズは、手数料の計算ができるツールなんかも用意してくれています。もし手取りが気になる場合は使ってみて下さい~!

▼計算ツール(ランサーズサイトより)

ランサーズ [Lancers] - 仕事をフリーランスに発注できるクラウドソーシング
クラウドソーシング「ランサーズ」は、実績とスキルのあるフリーランスに仕事を発注できる仕事依頼サイトです。ロゴ作成、会社のネーミング、システム開発、ホームページ制作、タスク・作業など...

3サイトの比較まとめ

3つのサイトの特徴やおすすめポイントを紹介してきましたが、ここで3つすべてのおさらいです!

クラウドワークスココナラランサーズ
仕事の受け方応募型メイン出品型メイン応募型出品型
ハイブリット
案件の種類幅広くなんでもデザインなど
クリエイティブ系が強い
Web開発など
システム系が強い
案件単価比較的安め自分で設定OK比較的高め
依頼する人個人・企業どちらも個人多め企業多め
手数料(と、出金手数料)
※多くの場合を想定
基本は22%(出金:500円)22%(出金:ほぼ0円)
※電話サービスは別
16.5%(出金:550円)
報酬が33万(税込)
実際受け取る金額は?
※出金手数料除く
287,650円257,400円275,550円
こんな人向け!初めてクラウドソーシングサイトに登録する人向けクリエイティブ系のスキルを売りにしている人向けスキルアップ後に高額案件を狙いたい人向け

いかがでしょうか?どのサイトも特徴があるので、一概に良い、悪いはないというのが正直な感想です。

自分が受けたい仕事の内容や方法に合わせて、自分にあっているサイトに登録するのも良いですし、1サイトだけに絞らず、複数のサイトに登録して、良いとこ取りしてしまうのもいいかもしれませんね。

ぜひ、自分にあったクラウドソーシングサイトを見つけて見てください!

最後に少しだけご紹介

最後に、少しだけ私のクラウドソーシングサイトページを紹介させてください~!

私も3つすべてに登録していますので、どのサイトからでも依頼可能です。(ランサーズは、IDを変更するために一度退会してしまったので、実績がないですが……。)

主に出品型を利用しているので、稼働はココナラがメインですが、どのサイトもプロフィールなどは充実させているつもりなので、登録した際には良ければ参考にしてみてください!

▼クラウドワークス

▼ココナラ

▼ランサーズ

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